人身取引被害者リサの物語

A市場で聞いた「いい話」

ある日、リサが市場で母親のお使いをしていると、見知らぬおばさんに声をかけられた。

「ねぇ、お嬢さん。実はあなたみたいな女の子に紹介したい、とってもいい話があるの。ねぇ、突然だけど外国で働いてみる気はない?」
©IOM 2007

そのおばさんによれば、遠い日本でレストランを経営している知り合いがいて、リサのような若い女の子を探しているという。その人の店で働けば一ヵ月7万円(リサの国では大金)を稼ぐことができ、また仕事もとても楽だとおばさんは言う。リサは両親と相談してからまた連絡するとおばさんに伝えた。
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