IOMは、難民や移民を安全に目的地に送り届けることを目的に、移送支援を実施しています。

以下のような人々の移動を支援しています。
  • 第三国定住難民

  • 出身国への帰還者

  • 奨学金受給者

  • 緊急医療移送が必要な紛争などの被害者

  • 出身国に自主的に帰還する不正規移民および人身取引被害者



IOMの移送支援では、次のようなサービスを提供しています。
  • 難民・移民の出国手続きの際の専門的な補助

  • 安価な航空券の提供

  • 出国時、乗り継ぎ時、到着時の補助

  • 出発前のオリエンテーション

  • 健康診断



©IOM 2005

2006年のレバノン危機の際には、スリランカやフィリピンなどから出稼ぎに来て主に家庭内労働に従事していた女性移住労働者の母国への避難を支援しました。

レバノンの戦火を逃れた女性移民労働者 虐待の経験を語る→
レバノン
母国ベトナムへIOMの支援で避難する移住労働者 ©IOM 2006-MLB0019

東京事務所における移送支援

モン族の第三国定住

2004年、アメリカはタイ・バンコク郊外のタム・クラボック寺院の難民キャンプに暮らすモン族難民15,000人の移住(第三国定住)を受け入れました。それに伴い、IOMでは同年6月よりモン族のアメリカへの移送計画をスタートさせました。
モン族は、かつて中国・インドシナから追われ、18世紀後半〜19世紀初頭にラオス北部の山岳地帯に移り住んだ民族です。ベトナム戦争時アメリカに協力したモン族の人々は、戦争後ラオスからタイへ逃れ、難民キャンプに身を寄せてきました。タイのタム・クラボック寺院はモン族難民の強力な支持者として難民を受け入れてきました。今では15,000人がひっそりと暮らしており、ほとんどは戦後に生まれた人々です。
IOMは1977年から2003年にかけ、タイ及びフィリピンのモン族難民30万人を、アメリカ、フランス、カナダ、オーストラリアなど29カ国に移住させ、中でもアメリカへは24万人の定住を支援してきました。

成田空港でのモン族の移住者への乗り継ぎアシスタンス ©IOM 2005

アメリカ政府の決定を受け、IOMは15,000人のモン族難民の移住、及び社会統合支援を行うこととなりました。タイからアメリカへの移送、及びアメリカでの定住をサポートしています。移住に先立ち、IOMは15歳以上のすべての人々に言語学習などの文化オリエンテーションを行っており、元モン族難民のスタッフなどが指導にあたっています。
IOM東京事務所では、タイからアメリカへの経由国として、成田空港での乗り継ぎのアシストなどを行っています。2004年6月から2006年12月までの間に、12,000人以上のモン族の人々が成田空港を経由して、アメリカに移住しました。

オーストラリア移住者への航空券手配


オーストラリア政府と合意の上、オーストラリアへの移住予定者(新規移住ビザ取得者)への航空券の手配をしています。カンタス航空のご協力のもと、当機関を通じて手配をした場合には、無料手荷物許容量が通常の2倍となります。
手続きの詳細は、オーストラリア大使館から移住ビザ取得者に配布される案内をご覧ください。