2008年8月28日開催シンポジウム

※好評のうち終了しました。報告書PDFを掲載しています。

人の移動に関する国際機関合同シンポジウム

「移住の今日的課題と将来への示唆:当事者として考える」

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シンポジウム報告書PDF(日本語)
シンポジウム報告書PDF(英語)

ウェブキャスト(UNUウェブサイト 映像記録)

人類は国境ができる以前から、生活水準の向上、交易、紛争、迫害や自然災害からの避難、離散家族の再会、植民地化など、さまざまな理由で移動し続けてきました。

多くの在日コリアン・中国人、インドシナ難民、ちょうど100年前に移住した日本人の子孫であるラテンアメリカからの日系移民の存在などからわかるように、日本も、この継続的かつ世界的な現象の例外ではありません。特に、日本企業のグローバルな活動、世界的な人口動態の変化、生活様式の変化などにより、今や日本における人の移動は、新しい局面に入っているとも言えます。

このような背景から、近年、政治家、専門家、学識経験者等は、日本への人の移動がより持続可能かつ人道的な方法で行われるようにするための国家的枠組みについて、議論や検討を始めました。この枠組みは、人の移動が、移民自身、送り出し側、受け入れ側のすべてに利益をもたらすようにすべく、具体的な社会統合のための方策を打ち出すべきです。また難民の受け入れに伴い、新たな地で生活を立て直し、受け入れ社会の一員となる機会、すなわち恒久的解決を提供することも必要となります。 同時に重要なのは、母国に帰国できない人身取引の被害者、日系でありながら国籍を持たない子ども、またいわゆる「脱北者」など、より広範な人道的配慮の必要な移民の受け入れに取り組むことです。

このような複雑な課題に取り組むにあたって、伝統的な移民受け入れ国や、多数の外国人・移住労働者やいわゆる「オールド・カマー」が働き居住している職場や地方自治体から多くを学ぶ必要があります。国際機関やNGOはこのプロセスにおいて、媒介としての役割を果たしえるでしょう。

本シンポジウムが、日本への人の移動にまつわる今日的・将来的課題についての意見交換の場となることを期待して、当シンポジウムを開催致します。ぜひご出席いただけますようお願い申し上げます。

  • 日時
    2008年8月28日(木) 10:00〜13:00

  • 会場
    UNハウス(国連大学ビル) エリザベス・ローズ ホール
    東京都渋谷区神宮前5-53-70 ≫会場への地図
     JR渋谷駅より徒歩7分。
     東京メトロ表参道駅B2出口より徒歩5分(銀座線・半蔵門線・千代田線)

  • 主催
    国際労働機関(ILO)、 国際移住機関(IOM)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連大学(UNU)

    日英同時通訳つき
    参加費無料



プログラム

  • 歓迎の挨拶 Govindan Parayil(UNU副学長)

  • 開会の挨拶 長谷川眞一(ILO駐日代表)

  • 基調講演 中川秀直(衆議院議員/元自由民主党幹事長)

  • プレゼンテーション
    龍井葉二(日本労働組合総合連合会〔連合〕非正規労働センター総合局長)
    北脇保之(東京外国語大学教授)
    中山暁雄(IOM駐日代表)

  • パネルディスカッション
    <モデレーター>
    大石奈々(国際基督教大学准教授)

    <パネリスト>
    チャン・ハンニョン(みどり共同法律事務所)
    アンジェロ・イシ(武蔵大学准教授)
    マリップ・センブ (カチン民族機構 – 日本事務局長/在日カチン女性協会コーディネーター)
    柳瀬 フラヴィア 智恵美(国際基督教大学学生)

  • 質疑応答

  • 閉会の挨拶 滝澤三郎(UNHCR駐日代表)

討議事項
  • 政治家による最近の移民政策提言の持つ意味
  • 外国人集住都市の直面する共通の課題とその解決策
  • 外国人労働者のために職場で解決すべき共通の問題
  • 在日コリアンや中国系住民の抱えている主要な課題
  • 日系ブラジル人コミュニティーが抱えている主要な課題
  • 日本にいる難民の方々が直面している主要な課題
  • 問題を解決し相互の利益を促進するため、「オールド・カマー」、「ニュー・カマー」、難民、地方自治体はどのように協調し学びあうべきか。