国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2005年7月5日

IOMがスーダン国内避難民の実態調査を実施

IOMは、今年3月20日から6月20日にかけて、スーダン政府の人道援助委員会(HAC)やUNHCR、UNICEF、OCHAなどの国連機関と提携して、スーダンにおける国内避難民の実態調査を実施した。調査では、ハルツ−ム近郊を含むスーダン北部やヌバ山地区など54箇所に居住する国内避難民約290万人の中から44,238人(7,020家族)を対象に、将来的な帰還計画や支援ニーズなどに関するアセスメントが行われた。

調査対象者のうち70%は、ヌバ山やスーダン南部の出身者で占められた。特にハルツ−ム地区では、99%が同地域の出身者であった。

避難民となった時期については、1980年代(42%)と1990年代(34%)が大半を占め、2000年以降に出身地を離れた者は14%に留まった。調査対象の男女比はほぼ50%であるが、年齢構成では、14歳以下が42%を占めている。国内避難民となった理由については、64%が紛争、20%が経済的な要因を挙げた。

調査対象者の68%が帰還を希望しているが、そのうち向こう6ヶ月以内に帰還したいと答えた者は32%であった。帰還の意思決定に影響を与えている要因としては、74%が和平合意の成立を挙げている。但し、帰還後の状況については、食料(73%)、水(62%)、住居(56%)に多くの人たちが不安を抱いている。帰還後の生計手段としては、78%が農業に従事することを希望している。

今回の調査によれば、調査対象地区から今後帰還する国内避難民のうち53%がヌバ山地区、48%がスーダン南部に向かうことが予想される。

これらの調査結果に基づき、IOMは今後国連ワークプランの枠組みの中で、緊急移送支援と主要帰還ルート沿いのトランジット・ポイントの設置を中心とする帰還支援を実施する。

 ≫調査報告書(英文)のPDF版は以下からダウンロードできます
  IOMスーダン国内避難民調査2005年6月vol.1
  IOMスーダン国内避難民調査2005年6月(図表統計)vol.2

ハルツーム近くのキャンプで国内避難民から話を聞くIOM職員

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