国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2005年9月16日

◆ウクライナ 人身取引対策キャンペーンに著名バンドが参加◆

ウクライナのバンド、オキーン・エルジー。MTVのドキュメンタリーより

IOMは、MTV欧州財団、ウクライナで著名なバンドであるオキーン・エルジーと協力して、ウクライナでの人身取引対策キャンペーンに取り組む。MTVが欧州全体で行っている人身取引と性的搾取に反対するキャンペーンの一環。

このキャンペーンは今秋、オキーン・エルジーが30都市をまわるツアーに合わせて特に実施される。IOMとMTVが、10万人のコンサート参加者に対し、仕事、勉学、旅行で海外に行く際の留意点などの情報を提供する。同時に、テレビと広告を用いたキャンペーンも予定している。

9月9日、首都キエフにおいて開催された式典において、キャンペーンは公式に始まった。この式典では、ウクライナ大統領夫人カテリーナ・ユーシチェンコ氏の出席のもと、人身取引対策に貢献をしたウクライナの個人や団体が表彰された。

ウクライナでのIOMの人身取引対策は、防止と被害者への支援に焦点を当てている。また、人身取引の刑事処罰化や訴追に関して、ウクライナ政府の法執行機関職員に研修を提供している。
9月9日に開催された、人身取引対策に貢献した個人・団体への表彰式には、ユーシチェンコ大統領夫人も参加 ©IOM 2005

各国政府の支援により、ウクライナにおいて1998年に人身取引対策の活動を開始して以来、IOMは2,000人以上の被害者に対して、医療、心理カウンセリング、職業訓練、法的アドバイスなどの支援を提供してきた。

10人に1人のウクライナ人が、人身取引の被害に遭った人を知っているとの推計もある。IOMが関わったケースのおよそ5%が未成年被害者であり、ウクライナでの人身取引被害は、若い世代に増える傾向にある。

◆ジンバブエ 強制立ち退きにより住居を失った人々へ緊急支援◆

5月から7月28日まで実施された、ジンバブエ政府による強制立ち退き・住居取り壊しの問題に対応して、IOMは194,325人以上に緊急支援を行った。

多くの人が家と生活の糧を失ったことを受け、IOMは国連と連携して、日本政府ほかの支援により、食糧、シェルター、石鹸、毛布などの配布を行った。

IOMはジンバブエにおいて、慢性的な病気を抱えている人々に対する補助食料の支援や、HIV/エイズに関する啓発活動、栄養指導などの活動を以前から続けている。

◆アメリカ ハリケーンの被害を受けた外国人労働者への支援を申出◆

IOMは、アメリカ政府に対し、ハリケーン・カトリーナの被害を受けた外国人労働者への援助を申し出ている。必要時には、IOMは各国政府と協力して、外国人労働者の帰国や社会復帰などの支援をする用意がある。

IOMのブランソン・マッキンレー事務局長は、「被災者には外国人労働者が多くおり、IOMはこれまでの経験に基づいて適切な支援を提供できる」と語った。

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