国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2005年10月18日

◆パキスタン IOMへの日本の支援が決定・被災者への救援活動 続報◆

本日日本政府は、IOMのパキスタンにおける地震被災者の救援活動について、100万米ドルの支援を決定した。

IOMは今後半年の救援活動について、2,000万ドルの支援を国際社会に要請していたが、日本を始めとする各国政府から、これまでに1,000万ドルの支援表明を受けている。

IOMは、主にパキスタンにおいて、輸送、緊急シェルターの提供、緊急医療移送などの保健分野を中心とした支援を実施する。このうち日本からの支援で、援助物資の輸送、被災者の移送、負傷者の緊急移送を実施する。

パキスタン
悪路を越えて小児病院に援助物資を届ける ©IOM 2005

被災地を寒さと激しい雨が襲う中、IOMは援助物資の輸送を急いでいる。多くの患者と家をなくした家族であふれるムザッファラバードのAbass Shahid病院に、現在、テント、ベッド、マットレスなどの物資を輸送している。70,000人が10月8日の地震によって負傷したと伝えられるが、この支援により、病院はより多くの負傷者の手当が可能となる。

IOMはまた緊急医療移送も実施する。ムザッファラバードに到着した患者を上記病院に移送したり、イスラマバードやラワルピンディの病院がさらに患者を受け入れられるように、すでに入院中の患者を別の都市に移送したりといった活動を、パキスタン政府保健省と協力して実施する。

ラワルピンディに設置される最大60床の緊急避難センターにも、医療器具などを提供する。また、遠隔地の被災者を支援する医療関係者に対する医療器具などの支援も予定している。

IOMは昨日、トラウマや怪我に悩まされる子どもたちを治療している小児病院に対しても、医薬品などを届けた。今後も、支援を続ける予定。
物資の積み込みを急ぐIOM職員 ©IOM

IOMは他の団体にも物資輸送のサービスを提供しており、テント、水、機械など、NGOオックスファムとワールドビジョンのトラック20台分の物資を、昨日ムザッファラバードとマンセラに送った。本日、さらに16台分の物資を積んだトラックを、オックスファムとイスラミック・リリーフに届けるため出発させる。日本の援助団体との協力も今後進めていく予定。

冬が刻々と迫る中、緊急シェルターなどの支援が急がれる。この地震により、パキスタンでは4万人近くが亡くなり、300万人以上の人々が被災したといわれる。

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