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国際移住機関(IOM) プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2005年10月26日 |
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◆パキスタン地震 孤立した被災地 アライ谷への物資空輸を開始◆ |
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パキスタン・アライ県バナ村 自衛隊の協力で輸送した日本の支援によるテントを設置するIOM職員 ©IOM 2005 |
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IOMは、10月8日の地震による地滑りで孤立している被災地アライに、パキスタン軍のヘリコプターの協力で、バタグラムからテントを輸送する。
IOMの支援チームは拠点のバタグラムから、23日に日本の自衛隊のヘリコプターでアライ谷に入った。25日に第一便の家族用テントを受領し、パキスタン軍と共同で配布を行う。
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24日からアライへの輸送を開始する予定だったが、余震が続いたために23日夜にアクセスが不能となり、新たな地滑りの危険や地域に住む19万もの人々が緊急避難する可能性があったため、延期となっていた。
アライ郡はバタグラム県に属し、人口は24万人。標高2,000mを超える山と谷に囲まれた地域に、人々は230もの村に分かれて暮らしている。
パキスタン軍のAhmed Zakeer中佐は、「この地域の人口の半分近くが被災しており、冬を越すためには23,000張のテントが必要だ。しかし、まだ2,000張しか到着していない。」と語っている。「我々が届いたものからすぐにでも配布する用意がある。我々はありとあらゆる支援を必要としている。」
余震が支援の大きな障害となっている。現地で支援活動にあたるIOM職員によれば、バタグラムまでの道路が開通するたびに、余震により再び地滑りが起こって通行不能になっている。バタグラムまでは車両での輸送が可能だが、その先にテントを輸送するためのヘリコプターは充分でない。悪天候であればそのヘリコプターすら飛ぶことができない。
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IOMのチームが23日にヘリコプターでバナ村に到着したときには、何百もの村人たちが並んでテントや医療の支援を待っていた。
テントは、軍、地域のリーダー、住人との合意に基づいて配布される。安全でアクセス可能な場所として軍により設定された場所に、45張のテント村を作る。
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パキスタン・アライ県バナ村 ヘリパッドの周りに並んで支援を待つ被災者 ©IOM 2005 |
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バナ村のペリパッドの近くでは、フランス赤十字、セーブザチルドレンの医療チームが、移送されてきた被災者に対し基本的な医療を提供している。特に状態が深刻な被災者については、自衛隊とパキスタン軍のヘリコプターが、1時間以内で、日本の支援による野外病院のあるバタグラムや、イスラマバードに移送する。
現在はIOMの輸送トラックがバタグラムに定期的に到着しており、物資をアライへの空輸と近隣の孤立した村での配布用に振り分けている。
この数日で、IOMはKotgala村の人々に、テント100張、マットレス600枚などを配布した。村は地滑りにより孤立しており、物資を道路上で引き渡した。村人自身が残りの2時間の道のりを運んだ。他にもThakot村へテント30張を24日に届け、25日にはバタグラムから10kmのPeshora村へ50張のテントを輸送する。
IOMは、国際機関やNGOが実施している緊急シェルター支援の調整を行っている。20万張がすでにパキスタンに到着しているが、来月に迫った雪をともなう厳しい冬に備えて、20万張の調達が進められている。パキスタンではさらに15万〜20万張のテントが必要と推計されている。
IOMはこれまでに1,600張のテントを配布し、今週さらに3,000張の配布を行う予定。すでに7,000張の発注をしており、3週間のうちに届く。また、毛布、マットレス、ベッドなどをすでにムザファラバード、バグ、バタグラムで配布し、今後も継続する。被災者が住居を再建するための資材も配布する予定。
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