国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2005年11月7日

◆パキスタン地震 迫り来る冬との戦い 建物の修理キットを配布◆

パキスタン
降雪が迫る中被災地へのテントの配布が急務
©IOM 2005
パキスタン
山岳地帯での援助物資配布の調整 ©IOM 2005
IOMは先週、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)との協力のもと、孤立した被災地の村々での被害状況の調査や建物の修理キットの配布を開始した。

それぞれ4人のメンバーで構成された支援チーム5組を、国連との協力でヘリコプターで遠隔地の村々に派遣した。

男女からなるチームは2日に亘って被災者の戸別訪問を行い、特に支援が必要な被災者を特定し、65世帯に対してヘリコプターで空輸した修理キットを配布した。

このプロジェクトは、20チームにより10,000組のキットを30日間で配布する規模(一日約350組)まで拡大する予定である。この目標を達成するために、緊急シェルター支援を行う他の団体にも、協力を呼びかけている。

キットは国内で調達され、ムザファラバードとバタグラムの前線基地に保管される。金属製屋根板、ビニールシート、金づち、くぎ、鍬、つるはし、手斧、のこぎり、針金、バケツなどを含む。

この修理キット配布の活動は、間近に迫った降雪を前に、山岳地域にある被災地でIOMや他の援助機関が実施しているテントの配布を補完するもの。

11月3日には、オランダの支援による冬用テントをIOMがバグ県アベリ地区のクフタに輸送したが、これをヘリコプターでさらに標高1,700mの地点に空輸した。それから先は地滑りにより車両でのアクセスができないため、谷の奥に住む村人たちが200kgのテントを村へ持ち帰った。

IOMはこれまでに、テント4,150張、毛布36,000枚、マットレス2,700枚、ビニールシート6,000枚を被災地に届けた。また、日本のNGO、JENなどを始めとした、パキスタンで活動する他の援助機関に対しても、約トラック316台分の輸送サービスを提供した。

同じく11月3日、IOMは、フィリピンのパキスタン大使館を通じて寄贈された破傷風ワクチン20,000セットを受け取り、パキスタン政府保健省に引き渡した。すでに破傷風の犠牲者が出ている被災地で使用される予定。

◆ザンビア 雨期を目前にアンゴラ難民の帰還支援を拡大◆

ザンビア
キャンプに暮らすアンゴラ難民
©IOM 2005 -MZM0001

IOMは、ザンビアからアンゴラ中部、東部へのアンゴラ難民の帰還支援を、雨期を前に拡大する。

この数ヶ月、難民から要望が多く寄せられていることに応えて、ザンビア西部モングからの帰還支援を拡大する。現在はチャーター機2機を用いて、一日4便週6日、フライトを運行している。北西部州メヘバキャンプからアンゴラ東部カゾンボへの車両による移送も実施している。

IOMは2003年の支援開始からこれまでに、61,000人のアンゴラ難民に、帰還の交通手段を提供した。

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