国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2007年7月6日

■ アフガニスタン イランからの帰国者への支援を拡大 ■

2001年の国内避難民支援より
© IOM 2001 - MAF0030

IOMは国連中央緊急対応基金(CERF)から280万米ドルの支援を受け、イランからアフガニスタンに帰国した人々への緊急支援を拡大する。

IOMは特に困難な状況にある帰国者世帯5,000人を対象に、食糧以外の生活物資や一時滞在シェルターの提供、移送支援などを行う。

帰国者のそれぞれのニーズに合わせて、シェルター用の資材だけでなく、衣類、毛布、衛生用品、調理器具、種子や農機具を配布する予定。

IOMはすでにニムロズ州とファラ州で活動し、アフガニスタン政府難民・帰還省、及び国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との協力のもと、帰還民支援のための輸送システムを早急に設置すべく動いている。7月半ばには援助物資の配布が開始できる見通し。

4月21日以来、13万人以上のイランへの不正規移住労働者が帰国した。難民・帰還省によれば、多くの帰国者が国境付近で立ち往生しており、充分な食糧や飲料水、その他の生活物資、最終目的地までの交通手段もなく困難な状況にある。

多数の移民の帰国を受け、カルザイ大統領は5月に国際社会への支援を要請している。IOMはそれに応えて他機関との共同調査に参加し、政府や国連機関と緊密に協力して帰国者にテントや毛布、医療支援を提供した。

 関連記事(以前のプレス・ブリーフィング・ノート 下段)→

■ カンボジア 家庭内労働に従事する子どもに虐待のリスク ■

カンボジアにおける人身取引に関する報告
“Out of sight, out of mind? Child Domestic Workers and Patterns of Trafficking in Cambodia”© IOM 2007

このほどカンボジアで発表された報告書によれば、カンボジアで家庭内労働に従事する子どもたちは、身体的・性的な虐待のリスクが大きい。

家庭内労働に従事する子どもたちには社会的な保護や支援がほとんど行き届かず、絶望的な状況で働かされていることが多い。

IOMは3つの州で家庭内労働に従事する子ども123人にインタビューを行った。多くの子どもたちは給与なしで長時間働かされており、雇用主から借金を背負わされているケースも多いことが明らかになった。その結果、身体的・性的な虐待を受けるリスクが相対的に高いと見られる。

家庭内労働に従事する女性は、雇用主家庭の男性によりレイプの被害に遭うリスクも高い。インタビューをしたうち、18%の家庭内労働に従事している女性がレイプされそうになった語り、10%が実際にレイプの被害に遭ったという。

少女たちは多くの場合、洗濯や子守りなどの家事を行うために各家庭に雇われる。休息が少なく、社会的な支援もなく長時間働いている場合が多い。ホームシックや寂しさを訴える者が多かった。

子どもの家庭内労働者は将来、性産業に関わるリスクが高くなるという。性産業に従事する者の半数以上が、子どもの頃家庭内労働者だった。教育を受ける機会がないことから、非熟練労働である性産業に移る危険が高いといえる。

IOMは政府や市民団体など、カンボジアにおいて人身取引対策に携わっている関係者向けに広く報告書を発表した。「この調査が、カンボジアで家庭内労働に従事している子どもたちが置かれる困難な状況に対処する一助になればうれしいです。」と報告書を作成したエリー・ブラウンは語った。

上記報告書のダウンロードはこちらから
Out of sight, out of mind? Child Domestic Workers and Patterns of Trafficking in Cambodia PDF(英文)のダウンロードはこちら(本部ウェブサイト)→


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