国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2008年2月8日

■ スーダン 陸路・水路で南部へ帰還 最新情報 ■

スーダン
帰還を控えた国内避難民に対する地雷回避教育。ノルウェー難民評議会との協力で実施。© IOM 2008

IOMはこの一カ月で、国内避難民約1,500人に対し、首都ハルツーム周辺のキャンプや定住地から彼らの出身地である南部への帰還支援を行った。この支援は、国民統一政府(GoNU)、南部自治政府(GoSS)、及び国連スーダンミッション(UNMIS)と協力して実施している共同帰還計画に基づいて実施されたもの。

陸路での移送は、ハルツーム郊外にあるOmdurman El Salam帰還民出発センターから、ユニティ州Bentiuとワラブ州のTuraleiとWunrockまで行われている。

上ナイル州への帰還はハルツームからバスでKostiの港にまず移動し、そこから船で白ナイルを5日間かけて南下し、Al Gableen、Al Rank、Melutを経てMalakalへと向かう。

IOMの帰還支援を受ける国内避難民は、出発前の健康診断を受け、また黄熱病ワクチン、ジフテリア・ポリオ・破傷風の三種混合ワクチン(DPT/OPV)、及びBCGの接種を受けている。国内避難民の帰還の際には、IOMの医療スタッフが同行する。

出発センターで帰還民は生活用品の支援を受ける。蚊帳、毛布、ビニールシート、石けん、給水容器、及び就寝用マットなどの物資は、国連合同ロジスティクスセンター(UNJLC)が提供した。

国連世界食糧計画(WFP)は全ての帰還民に対し、道中の15日分に相当する食糧支援を行っている。目的地に到着の際には、更に3カ月分の食糧が支援される予定で、帰還民は政府とUNMISにより迎えられる。

今年の南部スーダン内での帰還支援は共同帰還計画のもと1月31日に開始され、IOMの支援による国内避難民の第一陣554人が東エクアトリア州Nimuleから中央エクアトリア州Lomegaへと帰還した。更にNimule、Lobone、Kajo Keijiで現在暮らしている国内避難民20,000人がジョングレイ州と中央エクアトリア州への帰還を希望する旨、IOMに登録している。

2007年2月に開始した帰還事業を通じ、これまで46,500人を超える国内避難民がIOMの支援を受けて南部スーダンへ帰還した。

■ アフガニスタン 厳冬下、国内避難民へ毛布と衣服を支援 ■

IOMはこの数十年で最も厳しい寒さに見舞われているヘラート州のキャンプ3ヵ所において、ここで生活する国内避難民2,500世帯に対し、毛布、セーター、ショールなどの援助物資を配布している。

「激しい降雪と、零下28度の寒さの中で、多くの人々が命がけの困難な生活を送っています。すでに329人が寒さにより命を落としたとの報告を受けています。」州政府に協力して支援を行っているセレナ・ディ・マテオIOMヘラート事務所長は話す。

「こうした人々の多くは寒さをしのぐ手段をほとんど持たずに生活しています。中には援助物資が入っていた袋やロープを防寒に利用している人もいます。」

IOMはすでに、米国国際開発庁(USAID)から提供を受けた毛布1,600枚と冬用衣料2,000セットのうち半分を、ヘラート州最大の国内避難民キャンプであるMaslakhで配布した。ヘラート州で活動するイタリアの地方復興チーム(PRT)もIOMに寄付された援助物資400セットの配布を行った。

IOMはアフガニスタン政府、NGO、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)、及び他のWFP、UNHCR、UNICEFなどの国連機関と協力して、近くヘラート州内の別のキャンプ2ヵ所(Shaidai、Minaret)で支援を開始する予定。また、寒さによる影響が同様に深刻な隣接するファラ州にも、今後支援活動を拡大する見込み。

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