国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2008年5月2日

■ ベルギー 増加するアジア-EU間の労働移住について会議を開催 ■

©IOM 2008

コロンボ・プロセス加盟の10カ国及びEU加盟国の政府高官がベルギーのブリュッセルで一堂に会し、アジア・ヨーロッパ間の労働移住についての会議が、4月29日より2日間に亘り開催された。

この会議は、欧州委員会(EC)の資金協力によるアジア - ヨーロッパ間の労働移住促進プログラムのもとに開催され、2つの地域間の労働移住についての理解促進を狙いとしている。

会議では地域の労働市場の現状と今後の傾向、課題、機会を評価し、このような問題が各国の移住政策や実際の業務に与える影響について検討した。

これまでのところアジア諸国からEUへの移住ケースは、東欧やアフリカなどのその他の送り出し地域と比べると少ないものの、アジア – EUの移住パターンは近年増加傾向にあり、同時に多様化しつつある。例えば、フィリピンや南アジア諸国に加え、中国がアジアからEUへの移住労働者の主要な送り出し国の一つになりつつある。

EUの側から見ると、イタリア、スペイン、そしてイギリスが、合法非合法を問わずアジアからEUに流入してくる移民の主要な目的国となっている。最近増加傾向にある、チェコ共和国、ハンガリー、ポーランド、ルーマニアなどの比較的新しくEUに加盟した国々へのアジアからの労働移住ルートも同時に話し合われる予定。

「この会議は、移住者と目的国そして送り出し国全ての利益になるように、両地域の労働移住の効果的な管理を模索するためのものです」と、バーンド・ヘミングウェイIOM EU及びベルギー地域代表は語る。

会議では欧州委員会(EC)の高官が、循環型移住(circular migration)を含む労働移住に関するEUによる政策の最新の進展についてプレゼンテーションを行った。

コロンボ・プロセスとは、労働移住問題について話し合う地域協議プロセスで、多数のアジアの移住労働者送り出し国からの要請により、2003年にIOMによって組織された。
コロンボ・プロセス・ウェブサイト→

コロンボ・プロセス加盟国(アフガニスタン、バングラディシュ、中国、インド、インドネシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、ベトナム、タイ、スリランカ)は定期的に閣僚レベル、政府高官レベルで会合を開き、海外の労働者政策及びその実施のベストプラクティスを共有している。

オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リトアニア、ルクセンブルグ、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、スペイン、イギリスもこの会議に参加している。これらの国は近年多数のアジアからの移住者を受け入れているか、アジアからの労働移住に関心を持っている。

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