国際移住機関(IOM)
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2008年6月20日

■ スーダン アビエイ和平計画を受け避難民の帰還に備える ■

スーダン
2006年の避難民の帰還支援より。帰還途中の一時滞在所にて
© Sven Torfinn/IOM 2006 - MSD0074

IOMは、先月石油を産出するアビエイで起きたスーダン人民解放運動(SPLM)とスーダン国軍(SAF)の衝突により、避難を余儀なくされた人々への帰還、及び再定住支援の準備を国連やNGOとの協力のもと進めている。

これは先週のバシール大統領と南部のキール副大統領との間の合意に基づくアビエイ和平計画を受けたもので、衝突が再び起きないよう南北合同の軍の派遣を求めている。衝突により60人以上が死亡し、約5万人が避難民となった。

IOMは30トントラック10台を用いて、避難民を支援する援助機関を輸送の面から支えている。先週末には、避難民用のトイレを増設するため、空の燃料ドラム缶450個をAgokからアビエイから20kmのBentiuに輸送した。

「雨季が迫っていることから、衛生状態の悪さから生ずる健康上のリスクを軽減する努力が必要です。ドラム缶はアイルランドのNGO、GOALに提供し、トイレの増設に用います。水の汚染を防いで安全な飲料水の確保するために不可欠な活動です。」と、IOMのOtto Bijleveldは語る。

IOMは倉庫用の大テントを2基、Tulareiに設置した。2,000世帯に配布するための生活用品セットと、テント、ビニールシートなどを保管し、帰還する家族に対する配布を計画している。IOMはWauにも同程度の量の援助物資を保管している。

また、IOMが世界食糧計画(WFP)に貸与しているトラック4台は、アビエイの南、Abatok、Malual Alio、Awal、Wunpethなどで食糧配布に当たっている。

IOMはこれまでに、UNICEF、ICRC、GOAL、WHO、WFP、UNFPA、ACFなどに対し、アビエイ地域に食糧を始めとした260トン以上のテント、蚊帳、石けん、ビニールシート、毛布、バケツなどの援助物資を輸送した。このような他機関と連携した避難民の救援活動を継続するため、IOMは緊急に支援を求めている。

■ フィリピン・インドネシア 移民の出身国への送金がもたらす開発への影響 ■

IOMはフィリピンとインドネシアにおいて、欧州連合(EU)と協力し、海外への移住労働者から自国への送金が開発に与える影響についてより理解を深める研究を進めている。

移住及び庇護の領域において第三国に対して財政的・技術的支援を行うEUのAENEASプログラムの支援を受け、アジアと欧州の間でパイロット事業を立ち上げると同時に、労働移住について地域における対話の促進を目指す。

「フィリピン・インドネシア・イタリア・オランダの協力者や、欧州の移民団体とともに、この研究により移住が出身国の開発にどのような影響をもたらしているか、学術界や市民社会からの重要な視点を示したい。」と、チャールズ・ハーンズIOMマニラ地域事務所代表は言う。

IOMはフィリピンとインドネシアにおいて、移住と開発の分野で政府、政府間機関、NGOなどと密接な協力のもと活動している。

今年10月にはまた、フィリピンのマニラにおいて第2回「移住と開発に関するグローバル・フォーラム」が開催される予定。

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IOM International Organization for Migration
国際移住機関 駐日事務所 - 駐日代表 中山暁雄
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