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国際移住機関(IOM) プレス・ブリーフィング・ノート日本語版 2008年6月26日 |
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■ 西アフリカ マグレブ諸国・欧州への移住の傾向- 最新報告 ■ |
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セネガル 人々は欧州を目指して旅立った家族・親類から当てのない便りを待つ © IOM |
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IOMはこのほど、西アフリカからの移住に関する最新の報告書を出版した。報告によれば、この15年の間、西アフリカからマグレブ諸国(モロッコ・アルジェリア・チュニジア・西サハラなど北西アフリカ諸国)・欧州への正規・不正規の移住は確かに増加しているが、アフリカからサハラ砂漠を越え、地中海を越えた欧州への移住は、世間で思われているほど大規模ではない。
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欧州の主要受入国では北アフリカ出身の260万人に対し、西アフリカ出身の移民が80万人登録されているとの推計があるが、西アフリカからEUへの移住は、北アフリカや東欧からの移住と比較して少ない。例えば、欧州におけるモロッコ出身の移民の数は、欧州における西アフリカ出身移民の総数より多い。
報告書はよく言われるような数十万人の単位ではなく、毎年数万人の西アフリカ出身移民が、EUに不正規に移住しているとしている。彼らは可能な場合にはいつも危険な航海を避け、安全な移住を選んでいる。また、大多数は欧州に合法的に入り、オーバーステイをしている。
更に報告書は、北アフリカに到達するためにサハラ砂漠を越える西アフリカ出身移民の多くが、その後欧州へ向かう機会をうかがっているという説を否定している。マグレブ諸国に毎年入国する65,000〜120,000人のサブサハラ・アフリカ出身者のうち3分の1以下しか、欧州へ向かわない。
リビアは引き続き主要な目的国であるが、近隣の北アフリカ諸国でもより小規模ながら西・中央アフリカ出身者のコミュニティが拡大しつつある。
報告書はまた、北・西アフリカにおける国家主導の国境管理強化が、移民の権利の侵害や陸路や航海などさまざまな密入国ルートの多様化にどのような影響を及ぼしているかを示している。
欧州やマグレブ諸国の経済において安価な不正規労働者への需要があるにも関わらず、政府が不正規移住を好ましく思わず、事実上不可能である長いサハラ砂漠の国境線や地中海の海岸線を遮断しようとすることに、報告書は疑問を投げかけている。
労働の需給を一致させるより良い合法的なルートがなければ、西アフリカからのマグレブ諸国・欧州への移住は相当数続くだろう、と報告書は結論付けている。
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■ フィリピン ミュージカルで安全な海外移住を呼びかけ ■
IOMが欧州連合の資金で実施しているフィリピンにおける国境管理事業の支援で、フィリピン教育演劇協会(PETA)は「カラオケ・ドリームズ」と題したミュージカル・コメディをマニラ首都圏で上演している。
公演は、すでに海外で暮らしている800万人と言われる同胞に続いて海外への移住を計画しているフィリピン人に対し、密入国業者や人身取引の加害者が関わる不正規移住を避け、正規のパスポートとビザを使って合法的な移住をするように呼びかける。この公演にはフィリピン外務省領事局も協力している。
フィリピン海外雇用庁(POEA)によれば、毎日約3,000人のフィリピン人が、中東・香港・シンガポール・北米・欧州など、海外のさまざまな地域で働くために出国している。
この劇の登場人物たちは、海外へ移住してよりよい暮らしを夢見るがかなわない。一人の歌手は人身取引の被害者となり、結局売春をさせられる。一人の移住労働者はオーバーステイをして不正規移民として暮らすことを選ぶが、常に当局に追いかけられる。もう一人は偽造の渡航書類を購入するが、空港で捕らえられ没収される。
「ミュージカルは実例を基にしており、フィリピン人の安全な移住を促進しようとする政府の努力を支援するものです。」マニラにある東アジア地域事務所代表、チャールズ・ハーンズは言う。
無料で楽しめる「カラオケ・ドリームズ」は今後4ヵ月に亘り、マニラ首都圏やセブ、ダバオ、ラ・ユニオン、ザンボアンガの劇場やショッピング・センター、コミュニティ・センターで上演される。
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