![]() ウガンダ 日本政府からの援助でウガンダ政府の国境管理体制強化を支援 ©IOM 2016 |
IOMは日本政府からの180万米ドルの援助で、ウガンダ政府による国境安全管理体制の改善を支援する。 ウガンダの国境線は全ては管理されておらず、テロや人身取引、密入国などの国際的な組織犯罪に対処するのが非常に難しい状況。ウガンダは地域の統合に参加しているので、人とモノの合法的な流れを確保しなければならない 藤田順三 在ウガンダ日本大使は、この事業によって、ウガンダ政府が移住や国境管理の課題に効果的に対応するキャパシティを高めることで、全てのウガンダ国民の安全に貢献する、と述べた。 「国境管理が不充分なために、国境を越えた犯罪を許してはなりません。同時にウガンダ国境が貿易や投資、観光を促進するものにしなければなりません。」 この「ウガンダにおける国境安全管理強化事業」は、国境管理に関わるインフラや備品、情報システムを改善し、市民・入国管理局(DCIC)の国境管理能力を向上させようとするもの。DCICが所有する国境パトロール用の車両を増やし、偽装渡航書類を検知する機材などを提供する。 コンゴ民主共和国やケニアと接する国境上の4カ所のポイントに、IOMの情報・データ分析システムを導入し、生体情報を含む渡航者の情報を収集、処理、保存する。 また、この事業を通じて、特に出入国管理情報に関して、省庁間の協力体制強化も目指す。DCIC職員に対する専門的な研修を実施するための入国管理研修所も建設される。 |